こんにちは、視能訓練士の福森です(^-^)
もう9月も終わってしまいますね!!!あっという間です。
これからは食べ物がおいしい季節☆楽しみですねー(*^v^*)
さて、今回はソフトコンタクトレンズ(以下SCL)とハードコンタクトレンズ
(以下HCL)を比較していきます♪
どちらのコンタクトレンズにも長所と短所があります。
それぞれのレンズの特徴を知った上で、目の状態や目的にあうレンズを選ぶ必要があります(´∀`)
1.装用感(はめ心地)が良いのは?→ソフトコンタクトレンズ
ご存知の通りSCLは水分を含んでいて柔らかい為、はめ心地が良いです。
瞬きのたびにコンタクトはずれるものですが、このズレがHCLより少ないのも
理由として挙げられます。
しかしHCLも個人差はありますが1-3週間ほどで異物感に慣れていき、
コロコロした感じもなくなっていきます。
2.酸素透過性がいいのは?→ソフトコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズ
今まではHCLの方が高い酸素透過性を有していると言われていました。
しかし近年、シロコーンハイドロゲルという新しい素材を用いたSCLが
発売されました。
これによりHCLと同等の酸素透過率を有することができました。
3.よく見える(見え方が良い)のは?→ハードコンタクトレンズ
矯正した視力が同じでも、見え方が良いのはHCLです。
HCLは、その素材の硬さから眼の表面とコンタクトレンズの後面に
涙のレンズを作ります。
この涙のレンズは眼に残ってしまうわずかな乱視も矯正してくれるのです!
SCLは柔らかく眼にぴったり沿ってしまう為、涙のレンズが作られにくいのです
(´・д・`)
4.感染を起こしやすいのは?
→ソフトコンタクトレンズ(1日使い捨てSCLを除く)
HCLは黒目(角膜)やまぶたに異常があると、
痛みの為にはめることが困難となります。
すぐにHCLを外し眼科を受診してくる方が多い為、
重篤な感染症に進行することは少ないように思われます。
しかしSCLは着け心地が良い為、多少の痛みは気付かないことがあります。
気付いた頃にはとってもひどい状態…なんてことも(゜д゜;)
これを防ぐためにも、レンズケアは眼科で教えられたことをきちんと守り、
定期検診を必ず受けましょう。
(もちろんHCLの方もきちんと定期検診には来てくださいね★)
またCLの使用期限は必ず守り、異常を感じたら装用をすぐに中止しましょう!
5.ドライアイに装用できるのは?
→ソフトコンタクトレンズ・ハードコンタクトレンズ
さまざまな意見がありますが、第一選択はHCLが良いという意見が多いです。
充血や異物感が気になる方は1日使い捨てSCLでも良いでしょう。
どちらにしても涙の量が少なく汚れやすい為、
レンズケアをしっかりする必要があります。
また黒目(角膜)や白目(結膜)に異常を起こしやすくなるという
リスクも理解した上で使う必要があります。
6.目薬を併用できるのは?→ハードコンタクトレンズ
SCLでは長期間にわたる点眼によって、レンズが変形したり色が変わったりして
しまうことがあります。
また、レンズの表面やレンズ内に、細菌などが繁殖しないように入れてある
防腐剤が溜まり、これにより黒目(角膜)や白目(結膜)に障害が起こることが
あります。
SCL上からどうしても目薬をささなければいけないようなときは、
先生に相談し、防腐剤の含まれていない目薬を処方してもらいましょう(´∀`)
7.アトピー体質の方には?→ハードコンタクトレンズ
HCLの方が眼脂(目から出る油分)や分泌物がくっつきにくく、適しています。
異物感が強い方やスポーツをする方は使い捨てSCLをはめることになります
が、使い捨てSCLの中でも長所と短所が存在します。
いずれのコンタクトも目には異物であり、アレルギー反応を増強させます。
症状が悪化した場合はすぐに使用を中止し、適切な治療を受けましょう!
いかがですか?
少しは、コンタクトをはめようかどうか迷っている皆様のお役に立てたでしょうか?
コンタクトはレンズの特徴を十分理解し、安全かつ快適に使用できるような種類を選んでいく必要があります。
ご不明な点がございましたら、いつでもスタッフにお気軽に声をかけてくださいね(’∀’●)♪
ばけらった
う~む・・・現在はハード愛用ですが。
砂や埃に強いのはやっぱりソフト?
admin
>>ばけらったさん
砂や埃が入っても使えるのはソフトです。
(あまり痛みを感じにくい為です)
しかし4.にも書いてある通り、痛くないからと思って使い続けていたりすると、目がとっても危険な状態になっていることもあります。
違和感を感じたら、ソフトでもハードでも使わないことが1番ですね☆