こんにちは!看護師の松原です。
バレンタインデーも過ぎ、もうすぐ3月。暖かい春が待ち遠しいですね♪
さて、今回は「涙」についてのお話です。
悲しいとき、痛いとき、うれしいとき、、、自然に湧き出てくる涙。
ただ出てくるからといって、軽んじてはいけません。
涙はただの水ではないのです。
実は貴重な成分を含み、すばらしい働きをしてくれています。
涙は、目の表面を潤したり、感情を表すためだけではなく、
例えば、下記のような働きをしています。
・目の乾燥防止
・目の殺菌
・目の洗浄
・角膜などへの酸素供給
・角膜などへの栄養補給
無色透明の涙は、実は血液と同じような成分で、
下記のような様々な働きをする成分を含んでいます。
・ナトリウム、カリウム、塩素(電解質。細胞間の物質交換に重要な働きをする)
・ビタミンA(目の表面に涙をつなぎ留める、涙の量を増やす)
・ビタミンC(抗酸化作用)
・ブドウ糖(栄養成分)
・アルブミン(タンパク質の主要成分。浸透圧の保持)
・ラクトフェリン、IgA(抗菌作用、免疫成分)
・EGF(細胞成長因子)
また、感情的になって泣いたときの涙には、
上の涙にはない、違う成分が含まれているそうです。
それは、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)。
ACTHとは、肉体的・精神的ストレスがかかると分泌されるホルモンです。
つまり、ストレス反応によって分泌された物質が涙に溶け出して体外に排出されることにより、気分がリフレッシュするというわけです。
ですから、生化学的な観点からも悲しいとき、辛いときなどは我慢せずに、
どんどん泣いたほうがよいということですね☆
そうすることでストレスを少しでも軽減することができるのです。
皆さんも、感情が高ぶって泣いてしまいそうなときは
涙をこらえずに思いっきり泣いてくださいね(時と場所にもよりますが…笑)♪
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