こんにちは、視能訓練士の福森です(’∀’)
最近はいっそう寒くなってきましたね…
12月もまだ始まったばかりです、体調など崩されませんようお気をつけ下さいね!
では、今日はひとみのお話をしますね!
ひとみは「瞳孔」と言われます。
虹彩という、色素を持ったドーナツ状の輪の中央にある黒い丸い穴で、
光の入口です。
この瞳孔が大きくなったり小さくなったりしているように見えるかと思いますが、
実際には虹彩が伸び縮みをして光の量を調整しています。
(カメラにたとえると虹彩は絞りに相当する部分ということになりますね☆)
瞳孔は光が強い(明るい)と小さく縮み、夜や暗いところでは大きくなります。
そうすることで目の中に入る光の量を調節することが出来るのです!
黒く見えるのは、内側の組織に光をほとんど吸収されてしまうからなんです。
瞳孔は興奮したり感動したりすると大きくなります。
他にも、嫌いな人に会ったときや恐怖を感じたとき、大勢の前で発表しなければ
ならないとき、怒ったときにも大きくなります。
逆に、睡眠中やリラックスしているとき、落ち着いているときは小さくなっています。
面白いですよね(´∀`)
さてさて、この瞳孔ですが、動物によって違うのってご存知でしたか?
これはそれぞれの動物の生活スタイルに合わせて、
最も適した形に進化していったからなのです!
私たちヒトやイヌを含む多くの哺乳類は丸い瞳孔をしています。
この形は、物を綺麗に見ることに優れています。
では、ネコやキツネ、ワニなどの夜行性の動物はどうでしょうか?
ご覧の通り、縦に長い瞳孔なんです(´∀`)
縦長の瞳孔のメリットは、明るいときと暗いときで大きさを素早く極端に
変えることが出来るということ。
なので、夜間の行動に適している瞳孔と言えます。
他にも、草むらや茂みなどの縦長の障害物が多いところで生活するには、
縦に細長い瞳孔が有利であるとも言われています。
ウマやウシ、ヒツジやクジラはどのような形をしているかと言うと…
(ちょっと分かりづらいですが)横長なんですねー(’ω’)
このような形は昼行性の動物、特に草食動物に多いです。
広い視野を確保することが出来る為、天敵の発見に有利と言われています。
ご飯を食べながら敵を観察することが出来る…
自分の身を守る為に、このような形に進化していったんですね★
同じ生き物でも、瞳孔の形はさまざまです(´∀`)
自分や身近な動物の瞳孔の形を見比べてみるのも面白いのでは?♪
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