視能訓練士の福森です(’∀’)
今の時期は暑すぎず寒すぎずで、とても過ごしやすいですね!
爽やかな風も吹き、快適な毎日です。
…なんて言えるのは、私は花粉症などアレルギーがないからでしょうか。
花粉にアレルギーのある方・ハウスダストにアレルギーのある方…
大変なんだろうなと思います(×o×)
当院でも、アレルギー性の結膜炎に対する目薬の処方はとても多くなっています。
そこで今回は、目薬のさし方についてお話していこうと思います。
「えっ!そうだったんだ…」と新しい発見があるかもしれません(‘∀`)
・目薬をさす前は必ず石鹸で手を洗い綺麗に流し、清潔な状態にする
雑菌が手に付いたまま目薬をさしてしまうと、
この雑菌が目薬を汚染してしまうことがあります。
必ず手を清潔にしてから目薬をさすようにしましょう。
(洗いにいけない場合はウエットティッシュなどで綺麗に拭いてから!)
・目の周りも清潔な状態にしてから目薬をさす
目薬をする前にちょっと待った!
目の周りに涙や目やにがくっついてはいませんか?
これらが目に入ることによっても、目は雑菌に感染する恐れがあります。
綺麗に拭き取ってから目薬はさすようにしてください。
・目薬容器の先は、どこにも触れないようにする
容器の先は手で触ったり、まつげやまぶたに当たったりしないようにしてください。
ティッシュで拭いたりするのもいけません。
もし床や机に落としてしまった場合は、その目薬は使わずに捨ててください。
また、容器は必ず口を上に向けておき、目薬をさすたびにキャップをしめましょう。
開けっ放しで放置することもないように…!
これらは全て、目薬容器や目薬自体の感染を予防するためです。
汚れた目薬を使っていても、目は一向に良くなりません。
それどころか余計にひどい病気になる場合もあります(×д×)
・1回にさす量は1滴で十分!!
「たくさんさした方が効果があって早く治りそうだから」と
何回もさした方が良いと思っている方はたくさんいると思いますが、
そんなことはありません。
目薬の1滴は、実は、目が目薬を溜め込むことの出来る量より多いのです!
1滴以上さしても目の外に流れるか、鼻の粘膜や喉で吸収されてしまいます。
目の外に流れた目薬は、皮膚の炎症を引き起こすことがあります。
鼻の粘膜や喉で吸収された目薬は全身に対する副作用を
引き起こすことがあります。
失敗して入らなかった場合を除いて、1回1滴を守りましょう。
・複数の目薬をさすときは、間隔を最低でも5分以上あける
間隔をあけずにさしてしまうと、目薬の効果が半減してしまいます。
上でも述べたように、目に溜まる目薬の量は決まっています。
最初にさした目薬の効果を待たずに次のものをさしてしまうと、
最初のものが押し出されて溢れてしまいます。
最低でも5分は間隔をあけてさすようにするのが望ましいです。
・目薬をさした後は目を閉じて、溢れた目薬を拭き取る
目薬をさした直後はまばたきをパチパチとすることは避けたほうが良いでしょう。
まばたきすることにより、せっかくの目薬が蒸発してしまいます。
静かに軽く目を閉じてください。
また、溢れた分はティッシュなどで拭き取ってください。
これも上で述べていますが、皮膚の炎症を引き起こすことがあるからです。
以上の用法を守り、気をつけていただくことで目薬の効果がより上がります!
ちょっとした心がけで、目を健康に保ちましょう(*゜∀゜*)
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