【 症状 】
生まれたときから涙眼や眼ヤニの症状が見られる場合、鼻涙管閉塞のケースが多いようです。
片方だけしか症状が見られない場合が多く、目薬を点眼しても一時的に良くなりますが、点眼をやめるとまた同じ症状が現れます。
【 原因 】
涙は…
涙腺でつくられ
↓
眼の表面を保護します。
そして…
蒸発しないで残った涙は目頭の涙嚢に溜まり
↓
鼻涙管を通って鼻腔に流れます。
しかし…
この鼻涙管が膜状のもので覆われているため不要な涙が詰まってしまうことになるのです。
鼻涙管が膜状のもので覆われているのは先天的な原因によるものです。
【 治療方法 】
- 生後3ヶ月までに鼻涙管閉塞と診断された場合、目頭から鼻の脇に沿ってマサージを行うことで効果が現れるようです。
- 医師の指示に従い点眼も並行して行います。
- 効果がない場合、涙嚢に水を通したり、針金状の器具を用いて鼻涙管を開通させる「涙道ブジー」という治療を施します。
【 予防 】
涙眼、眼ヤニは赤ちゃんによくある症状ですが、改善する気配がない場合には眼科の診断を受けましょう。
大人になってからでも涙道ブジーによる治療で完治することはできますが、生後、早期発見により半年で治癒することも可能なので、早期段階における治療をお勧めします。