【 症状 】
さまざまなケース、医療機関によって多少異なりますが、一般的に幼少期は、健康診断で矯正視力が0.3未満の場合を弱視とします。成人は矯正視力が0.7未満の場合を弱視とします。また、視野が狭かったり、夜盲症など、矯正効果のない場合も弱視と言います。
【 原因 】
主に、発達障害で起こった症状を弱視と言います。
弱視は、原因によりいくつかに分けることができます。
- 斜視弱視
- 不同視弱視…左右の屈折度の差による
- 屈折異常性弱視…強度な近視や遠視などによる
- 経線弱視…乱視による
- 視性刺激遮断弱視…白内障や眼瞼下垂まどによる
【 治療方法 】
6歳くらい、小学校入学前くらいまでに発見されれば…
- 視能訓練
- めがね…殆どの場合めがねによる治療を行います。
回復度合いにあわせて度数を変えていきます。
…などにより回復します。大人になってから発見された場合、回復は難しいでしょう。
- アイパッチ治療…左右の視力に差がある場合に行います。
【 予防 】
不同視弱視のように生まれつき片目に障害がある場合、気付かないまま成長してしまうことがあります。
3歳児検診、定期健診を必ず受けるようにし、早期での発見が効果的です。小学校の入学検診で発見しても、回復する可能性はかなり低くなります。